目次
はじめに
京都の山あいにある「鞍馬寺(くらまでら)」は、パワースポットとして有名な神秘的なお寺です。中でも注目されているのが、本堂前の「金剛床(こんごうしょう)」に描かれた六芒星と中央の三角形。
この三角形はとても特別な場所で、「踏まないように」と言われることも。この記事では、その理由や意味、そして正しい参拝の仕方をわかりやすくご紹介します。

鞍馬寺ってどんなところ?
- 京都市左京区にある、1200年以上の歴史を持つ寺院
- 牛若丸(源義経)が修行した場所としても有名
- 天狗や神秘のパワーに守られた“最強パワースポット”と呼ばれる
鞍馬寺は、自然に囲まれた静かな場所で、心を整えるのにぴったり。
山の上にあるため、参拝するだけでもちょっとした登山気分が味わえます。
パワースポット「金剛床」とは?
本堂の前にある「金剛床」と呼ばれる石畳には、六芒星(ろくぼうせい)が描かれています。
その中心には、小さな三角形が刻まれていて、ここが「パワーが集まる場所」とされています。
この三角形の中心には、「尊天(そんてん)」という神聖な存在が宿ると言われています。
尊天とは、仏と神が一体となったような存在で、鞍馬寺の信仰の中心です。
尊天とは、人間を 初め、この世に存在するすべてを生み出している宇宙生命・ 宇宙エネルギーです。
出典先:総本山鞍馬寺>教え
三角を「踏まないで」と言われる理由
三角形=エネルギーの中心
この三角形は、宇宙のエネルギーが降り注ぐ場所とされていて、鞍馬寺ではとても大切な場所です。
なので、無意識に踏んでしまうと「神聖な場所を汚してしまう」と考える人もいます。
公式には「NGではない」けれど…
実は、鞍馬寺の公式なルールでは「三角形を踏んではいけない」と明言されていません。
でも、地元の人やお坊さんの中には「踏まないように」と教える方も多く、参拝マナーとして広がっています。
大人になって参拝についてわからないことがあると少し恥ずかしい思いをしてしまうことも…。参拝する際に気をつけたいマナーをご紹介します。

どうやって参拝する?正しい立ち位置とポーズ
中心の三角は避けて立つ
参拝する時は、三角形を避けて、六芒星の外側や端に立つのがベスト。
そこから手を広げて、ゆっくりと深呼吸をすると、宇宙エネルギーを受け取るイメージができるでしょう。
こんなポーズがオススメ
- 両手を広げて胸を開く
- 目を閉じて、心を静かにする
- 地面から空へ、自分の中心にパワーが通るイメージを持つ
こうすることで、心がスーッと落ち着いて、エネルギーとのつながりを感じる人もいます。
実際に感じた人の声
- 「中心に立ったら鳥肌が立った」
- 「静かに立つだけで涙が出てきた」
- 「踏まないようにしてから、なんとなく運が良くなった気がする」
など、スピリチュアルな体験をしたという声も多数。
信じるかどうかは人それぞれですが、大切なのは「敬意を持って参拝すること」です。

鞍馬寺の他のおすすめスポット
- 奥の院・魔王殿:さらに奥に進むと、神秘的な洞窟のような場所があります。
- 木の根道:まるで異世界のような、木の根がむき出しの道。牛若丸が歩いたとも言われています。
- 翔雲台:高台からの景色は絶景!京都の山々を一望できます。
まとめ:三角を踏まない、それが大切な気持ち
鞍馬寺の三角形は、見た目にはただの模様に見えるかもしれません。
でも、そこには深い意味と、多くの人の信仰が込められています。
「踏んではいけない」というよりも、「踏まないことで敬意を表す」という考え方が大切。
鞍馬寺を訪れるときは、ぜひその心を持って、ゆっくりと自分の内側を見つめてみてください。

静かな空気と自然の中で、きっとあなたも何かを感じられるはずです。