目次
タロットで自分を占ってはいけない?3つの理由と正しい活用法
タロットカードは、恋愛や仕事、人間関係など、さまざまな悩みに寄り添ってくれる便利な占いツールです。
とくにタロットを学び始めた人は、つい「自分のこと」を占いたくなるもの。
ですが、占いの世界には 「タロットで自分を占ってはいけない」 とされる考え方があります。
なぜ自分を占うのが危険な場合があるのでしょうか?
この記事では、タロットで自分を占ってはいけない理由と、逆に自分占いを上手に取り入れる方法をわかりやすく解説します。

タロットで自分を占ってはいけない3つの理由
① 感情が入りすぎて冷静に読めない
タロットはシンボルを読み解く占いです。
しかし悩みが強いと、
「良い結果だけを信じたい」「悪いカードが出たら絶望する」など、感情が解釈に影響します。
そのため、本来のメッセージを受け取れなくなるのです。
② 同じ質問を繰り返すと混乱する
「うまくいく?」「本当に大丈夫?」と何度もカードを引くと、結果がバラバラになります。
これはタロットが混乱するのではなく、質問者の心が揺れているから。
繰り返し占えば占うほど、不安が増幅してしまいます。
③ 願望や恐れがカードをねじ曲げる
タロットは「潜在意識」を映す鏡。
でも自分を占うときは「こうあってほしい」という願望や、「こんな結果は嫌」という恐れが強く出ます。
その結果、カードの本当の意味を受け止められなくなるのです。

自分を占うのがOKなケースと注意点
「じゃあ自分占いは全部ダメ?」と思うかもしれません。
いいえ、タロットは正しく使えば 自己理解を深めるツール として非常に有効です。
自分を占ってよいケース
- 気持ちを整理したいとき
- 新しい視点やアドバイスが欲しいとき
- 軽い気持ちで1枚だけ引くとき
このような場面なら、タロットは不安を整理し、前向きな気づきを与えてくれます。
自分占いの注意点
- 同じ質問を繰り返さない
- 強い感情のときは避ける
- 「当てる」ではなく「ヒント」として受け取る
自分占いにおすすめのスプレッド(展開方法)
① ワンオラクル(1枚引き)
質問例:「今の私に必要なメッセージは?」
→ 直感的に受け取りやすく、感情に振り回されにくい。
ワンオラクル(One Oracle)は、1枚のカードだけを使った最もシンプルなタロット占いです。「ワン(ONE)」は「1」、「オラクル(ORACLE)」は「神託」や「お告げ」を意味し、1枚のカードを通して神からのメッセージを受け取る方法です。
② 3枚スプレッド(過去・現在・未来)
- 左:過去 → 状況の背景
- 中央:現在 → 今の自分の状態
- 右:未来 → このまま進むとどうなる?
流れを整理するのにぴったり。冷静に状況を見つめられます。
③ アドバイスカードを追加
「どう行動すれば良い方向へ進むか?」を1枚引くと、具体的な指針が得られます。
タロットで自分を占うときに避けたい質問例
- 「彼は私を好き?」(YES/NOで断定しようとする質問)
- 「絶対に成功する?」(未来を固定化する質問)
- 「悪いことが起きる?」(恐れを前提にした質問)
タロットは未来を決めるものではなく、選択のヒントを与える道具です。
まとめ|タロットは「未来を決める」道具ではなく「心を映す鏡」
タロットで自分を占ってはいけないと言われるのは、
感情に流されやすく、誤った解釈や依存を招きやすいからです。
しかし正しい使い方をすれば、タロットは自己理解を深め、不安を整理する強力なツールになります。
記事のまとめ
- 感情が強いと正しく読めない
- 同じ質問の繰り返しは不安を増幅させる
- 願望や恐れでカードの意味をねじ曲げてしまう
- 自分占いは「整理と気づき」のために活用するのが正解
最後に
タロットは未来を縛る道具ではなく、自分自身と向き合うための鏡です。
もし自分を占いたくなったら、「答えを当てる」よりも「気づきを得る」ために。
カードを通じて、より前向きな一歩を踏み出してみてください。
